2012年8月30日木曜日

マンガ「BANANA FISH」にはまっています



中学校の時に、愛蔵版「BANANA FISH」が発売されました。
当時全12巻のうち5巻まで読んで放置していましたが、
ふと、思い出したので再び読み始めたら面白くて、現在8巻目まで来ました。

このマンガは、確か、少女マンガ雑誌で掲載されたが、あまりにもハードボイルドな内容だったので、
かなりの層にファンを作ったと聞いています。
ちなみに作者も女性です。
愛蔵版が発売された時も、愛蔵版ランキングで1位になっていましたね。
あの「ブラック・ジャック」を超えてですよ。

ストーリーは、AMAZONからのコピー

1985年、ストリートキッズのボス、アッシュはニューヨークのロウアー・イースト・サイドで、胸を射たれて瀕死の男から薬物サンプルを受け取った。男は「バナナフィッシュに会え…」と言い遺して息を引き取る。ベトナム戦争で出征した際、麻薬にやられて正気を失ったままの兄グリフィンの面倒をみていた彼は、兄が時々つぶやく「バナナフィッシュ」と同じことばを聞き、興味を抱いた。殺された男を追っていたのは暗黒街のボス、ディノ・ゴルツィネ。アッシュは男と最後に接触した者としてディノに疑われる。雑誌の取材でアッシュと出会った、カメラマン助手の英二も巻き込んで事件は思わぬ展開を見せ…。

うーん、少女マンガの展開では無いですね。
ちょっとホモ系な展開があったりしますが、まぁ、気になる感じではない。
展開も、その場その場で作っていったツギハギのストーリーでは無く、最初から最後まで、はじめから考えられていたような流れで、どんどん引きこまれてしまいます。

私が好きなシーンは、マンハッタンを眺めながらアッシュと英二が死について話すシーンです。
5巻です。

ヘミングウェイの小説でキリマンジェロの山の頂上付近に豹の死体が出てくるようで、アッシュはこの豹が
「なぜなんのためにそんな高地へとやってきたのか
獲物を追いさまよううちに戻ることのできぬ場所へ迷い込んでしまったのか
それとも何かを求め憑かれたように高みへ
高みへと登りつめ力尽きて倒れたのか

ヤツの死体はどんなだったろう
戻ろうとしていたのか?
それともなお高みへと登ろうとしていたのか

いずれにせよヤツはもう2度と戻れないことを知っていたに違いない」
と自分の境遇と合わせるかのように話します。

そして、
「俺は死を恐れたことはない
だが死にたいと思ったこともない」

と続けます。

このマンガは、静と動のメリハリが素晴らしいです。

かなりお勧めです。

-----Many Thanks--------------

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